Software Architecture in Practice, Third Editionを読み終わりました
Software Architecture in Practice, Third Editionを一通り読み終えたので書評です。
Software Architecture in Practice, Third Edition
評価
★★★★★★★★☆☆(8/10)
評価の目安はこちら
オススメできる人
- ソフトウェアアーキテクトを目指す人、または実務経験者
オススメできない人
強いてあげるならタイトルがそのもなのでアーキテクチャ周りに興味ない人。
感想
Intoroductionにもある通りアーキテクチャとは何か?なぜ重要なのか?
そして、何を知っておくべきでどういうことをしないといけないかが書かれています。
私自身が英語をしっかりと読めるわけではないので、理解できていないところは多いのですがまとめるとそんなところだと思います。
Part TwoではQuality Attributes(品質属性)でどんなものがあるかとそれぞれに対する戦略が説明されています。
Availability/Performance/Security/Testabilityあたりは一般的にもよく聞く内容ですが
Interoperability(相互運用性)/Modifiability(変更容易性)あたりは品質属性と言われれば確かにと思う内容でした。
Usabilityに関してはアーキテクチャとどういう関わりがあるかというのが疑問でしたが
キャンセルできるとか一時停止できるとかというところに関わってくるとあってなるほどと思いました。
Part Threeではアーキテクチャのライフサイクルに関連する内容が書かれています。
実際にアーキテクチャをどのように評価すればいいのかというのは気になっていたので
Architecture Evaluationの章はとても勉強になりました。
Part Fourではアーキテクチャのビジネス的な側面についてが書かれています。
この辺は個人的に理解が浅い部分ではありますが、コスト/利益や組織的な話が書かれていると思います。
Part FiveはクラウドやOSS関連がアーキテクチャにどのように影響しているのかという話でした。
全部を理解できたわけではないですが、アーキテクチャの全般的な内容が書かれているなと感じました。
困った時の道しるべとしても使えそうな気がします。