失敗から学ぶ RDBの正しい歩き方を読み終わりました

失敗から学ぶ RDBの正しい歩き方を一通り読み終えたので書評です。

失敗から学ぶ RDBの正しい歩き方:書籍案内|技術評論社

評価

★★★★★★★★☆☆(8/10)
評価の目安はこちら

オススメできる人

  • RDBを使ったシステムの運用をしている人

オススメできない人

正規化、PK/FK、インデックスなど意味や仕組みを知っていることが前提条件になっていると思います。
書籍内で説明もしてくれているので読む分には問題ないかもしれないですが、
しっかりと理解する上では前提になっていると思います。

感想

書籍全体としては現場で遭遇するアンチパターンとそれに対するノウハウといった内容でした。

1-9章まではテーブル設計に関する基本という内容でした。
私も今となっては当たり前の内容だなと感じることはできますが、
サービスの運用をしたことなかった時期にここまで考えられていなかったような気がします。

10-20章は運用周りの基本といった内容でした。
テーブル設計だけだと運用周りまで含めた問題の回避にはならず、
10-20章で挙げられているような問題が発生してしまうと思います。

全体的に「運用する上では当たり前に考えないといけないことだよねー」という内容です。
ただ、実際の現場ではできていないことも多くあります。
だいたいは実体験で覚えることが多いと思いますが、この書籍は実体験で覚えることを明文化されています。

RDBを運用する上での必読本と言えると思います。