プロダクションレディマイクロサービスを読み終わりました
プロダクションレディマイクロサービスを一通り読み終えたので書評です。
O'Reilly Japan - プロダクションレディマイクロサービス
評価
★★★★★★☆☆☆☆(6/10)
評価の目安はこちら
オススメできる人
- サービス運用に関わるエンジニア
オススメできない人
- 具体的な解決策を求めている人
具体的な方法論については書かれていないので、
何か問題を抱えていてそれを解決したいといった場合にはお勧めできません。
感想
Uberのサービスが本番で運用されるために満たすべき要素を8つの原則に分け
それぞれがどういったものか、どうやって満たしていくかといったことが書かれています。
安定性、信頼性、スケーラビリティ、パフォーマンス、耐障害性、大惨事対応、監視、ドキュメント
の8つの原則があり、それを全て満たしたものを本番対応(プロダクションレディ)と呼ばれています。
各章の内容は原則については
どういったことを考える必要があるのかといったような概要の話です。
「Xというツールを使って・・・」といったような具体的な話はありません。
メインの焦点はマイクロサービスですが
マイクロサービスではなくても考える必要がある原則ばかりだと思うので、
サービスを運営するエンジニアにとっては参考になる内容だと思います。
ただし、どういった設計をすれば原則を満たせるかというのは書かれていないので、
実現方法については自分で考える必要があります。
サービスを運用する上で必要なことの概要を学ぶには良い本だと思います。