Cypherクエリー言語の事例で学ぶグラフデータベースNeo4jを読み終わりました
Cypherクエリー言語の事例で学ぶグラフデータベースNeo4jを一通り読み終えたので書評です。
Cypherクエリー言語の事例で学ぶグラフデータベースNeo4j | 電子書籍とプリントオンデマンド(POD) | NextPublishing(ネクストパブリッシング)
評価
★★★★★★☆☆☆☆(6/10)
評価の目安はこちら
オススメできる人
- Cypherクエリの使い方を覚えたい人
オススメできない人
- Neo4jの運用を覚えたい人
Neo4jを使った運用がどうなるかといった箇所は載っていないので
運用回りを含めたNeo4jの使い方を覚えたい人にはお勧めしません。
感想
Cypherクエリで応用的なクエリをかけるようになりたいなと思い、
クエリの写経をしながら覚えられる本がないかと探して購入しました。
販売履歴のデータを元に様々なクエリを作るという流れです。
集計データを産出するクエリを作るページでは
集計した結果と集計する前のグラフ構造のデータも示されているので
どういう流れで集計したかも分かりやすかったです。
また、クエリの解説が細かく書いてあるのでつまるところはなかったです。
Cypherクエリを写経して覚えるには良い本だと思います。
余談
発売した当時のNeo4jとはメジャーバージョンが異なるため、一部のクエリはWarningが出てきます。
私は3.5.12で試しました。
データについては筆者の方が2018-11-13にNeo4j 3.4.9までは動作確認しているので、
3系であればデータは取り込めるようです。
https://www.creationline.com/lab/10192